Yoichi Tsuganiのフロー日記

飲茶さんによる更なる哲学入門書 -史上最強の哲学入門(おすすめ本)-

time 2015/09/06

 

昨日、飲茶(やむちゃ)さんによる哲学入門書を紹介させて頂きました。

 

本日は、そんな飲茶さんによる、更なる2冊の本を紹介させて頂きます。

 

1冊目は史上最強の哲学入門で、西洋哲学編です。

 

昨日の本「14歳からの哲学入門」との違いですが、

この本は、哲学史的に書かれていません。

哲学テーマ(真理、国家、神、存在)ごとに区分けして書かれています。

 

真理、国家、神、存在という4カテゴリー

ソクラテス、プラトン、カント、ヘーゲル、ニーチェ、ハイデガーなどの

各時代の著名哲人の主張を小気味よく1文で述べた後、

数ページ割いてより詳しい内容を記述するという形式で書かれています。

総人数30人くらいでしょうか。

 

もちろん、この本で取り上げられていない人はいますし、

当然ながら、スペースが限られるため「全てを言い切れていない」ところも

ありますが、ある程度網羅的に、シンプルに語られていると思います。

 

 

さて、もう一冊は

史上最強の哲学入門 東洋の哲人たちです。

 

 

こちらは、インド、中国、日本の哲学について語られています。

哲学とは言っていますが、

宗教思想について語っていると言った方がいいかもしれませんね。

 

この本では次の思想が取り上げられています。

(1)インド哲学:ヴェーダ、釈迦、龍樹

(2)中国哲学:孔子、孟子、老子、荘子、墨子、荀子、韓非子(=諸子百家)

(3)日本哲学:(日本仏教の歴史を踏まえつつ、)親鸞、栄西、道元

 

全体的に、西洋哲学の香りがする解釈とでも言えるでしょうか。

 

また、キーワードは無分別智ですかね。

仏教、老荘思想、インド哲学などを、

サルトルなども持ち出しつつ、親しみやすい例を挙げながら、

核心部分とその共通性について言及されています。

 

印象的な点をピックアップしてみましょう。

「私は○○ではない」というのが真理なのに、

 日常的には「私は○○である」と考えている。

 これが、この世のあらゆる不幸を生み出す原因である。

・荘子の言葉を引用して。

 価値判断の是非を行うことが「道」が失われる原因である。

 「道」には本来、境界などない、言葉で「道」を表そうとすると、

 そこに境界、秩序が生まれる。

・文章では書き切れませんが、般若心経にも言及されています。

 有名な、最後の「羯諦羯諦」で始まる箇所のユニークな解釈など、

 印象的です。

 

また、

西洋哲学が「先代哲学の破壊」の歴史であるのに対し、

東洋哲学は「真理を得た者がいて、それを後に続く人が

様々に解釈する」のが特徴的、という解説も参考になりました。

確かに、東洋思想においては、釈迦という存在がいらっしゃり、

後に続く大乗仏教などの流れを見ても頷けます。

 

哲学に造詣が深い方だけあって

通り一遍ではなく、テーマを絞った深い解説だと思います。

 

さて、これらの本に関して。

西洋哲学編の本では、アマゾンで60以上の書評がついていますので

かなり読まれています。確かに読みやすい本だと思います。

 

 

哲学に関してはシリーズ化しています。

よろしければご覧ください。

 

最近、哲学ブームなのでしょうね。 -面白い西洋哲学入門書のご紹介-

・飲茶さんによる更なる哲学入門書 -史上最強の哲学入門-

哲学史を学ぶ意味を知り、哲学史を概観する -貫成人教授の「哲学マップ」-

「考えて、知ることが哲学である」 -池田晶子さんの「14歳からの哲学」-

哲学の入門書であるとともに科学の限界についても言及 -哲学のすすめ-

【はじめてのインド哲学】 -多種多様なインド哲学の流れを俯瞰する!-

【はじめてのインド哲学】 -「ブラフマン」と「アートマン」の多様な表現-

インド哲学史に大きな位置を占める【ヨーガ】の目的は「精神的至福」です。

【ヨーガの哲学】ヨーガの歴史・考え方と優れた技法を俯瞰する(1)

【ヨーガの哲学】ヨーガの歴史・考え方と優れた技法を俯瞰する(2)

 

 

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